買い替えるより、
つくり変えてみよう

最初は「まあいいや」で済ませていても、少しずつ「やっぱりよくない」に変わるものがあります。住まいへの不満も、もしかしたらそうしたものかもしれません。例えば今回のリノベーションストーリーの主人公、金岡夫妻のように。
「共働きなので、お互いの職場に通いやすい場所ということでこのマンションを選びました。本当は別の間取りタイプを希望していましたが、抽選に外れてしまって。でも、この場所でマンションが買えるならラッキーだなと、当時はあまり気にしていませんでした」
お二人が現在のマンションを購入されたのは、今から11年前のこと。通勤の利便性を重視して選んだエリアに「様子見」として1年間賃貸で暮らし、その後近所の新築マンション購入を決意されました。ところが、見学したモデルルームの間取りと実際に購入した部屋の間取りが異なり、交渉もむなしく少し不満の残る結果に。とはいえ通勤の利便性は良いので、お二人ともそれなりに納得して暮らしてきました。変化が起こったのはその9年後、近所に別の新築マンションが建つことになり、そのチラシを見た時のこと。
「モデルルームを見学できると聞いて、何気なく見に行ったんです。そしたら、私たちがマンションを買った時とは変わっているんですね、間取りの主流って。当時は畳の和室があって当たり前でしたが、今は一面オープンリビングばかり。冗談半分で、買っちゃう? なんて話していたんですよ。でも金額を見たら……」
ご夫妻がマンションを購入されたときよりも地価が上がり、とても買えそうにない金額。マンションを売って新たに購入したとしても割に合わないため、ならば、と思い付いたのが「リノベーション」という選択肢でした。それなら、買うよりは安く済むし、しかも自分たちの好きなように変えられる……。こうして、ご夫妻のリノベーションストーリーが始まりました。
どうせやるなら、思い切って
“まるっと”変えたい!

リビング横の和室をなくし、広々としたオープンリビングにできればいい。最初はそんな部分改修にしようと考えていた金岡夫妻。ところが、インターネットで情報を集め、リノベーション体験談などを読むうちに、気付いたことがありました。
「初めは壁だけ変更するなど小規模なリノベーションだったのに、結局後からあれもこれもとちょこちょこ追加して総額が高くなった、という失敗談が多くて。そういうのを読んでいたので、自分たちがやるなら“まるっと”やりたいなと思いました」
さらに調べていくうちに、インターネットでセキスイのマルリノを発見。他にも定額制のリノベーション会社や工務店など何社かを見つけ、各社を比較していきました。その中でマルリノを選ばれた理由は、まず施工事例の雰囲気がラグジュアリーすぎず、奥様の好みだったから。また、定額制のリノベーションは選択肢が狭くオプションでどんどん値段が上がるのに対し、マルリノは“まるっと”変えたいお二人にとって自由度が高く安心だったから。そして何より、決め手となったのは対応力の高さです。
「初めて資料請求した時はその30分後に早速お電話があって、床材のサンプルをすぐに送ってくれるなど速やかな対応でした。他の会社だと、質問しても営業の人が全部持ち帰って後日回答しますという感じだったのに、セキスイさんは3名くらいのチームでやって来て、技術や専門的なことまでその場で回答。すぐに答えが出る安心感や信頼感がありましたね」
最初に感じた安心感は、その後のプラン提案はもちろん、実際の施工に入ってからも続きました。最初の現地調査のときは、初めてのことでポカンとする奥様に「ここはこうこうこうで……」と丁寧に説明。図面だけではわからないことはスケッチで立体的に描くなど、「すごく分かりやすかった」と奥様は振り返ります。また、住まいをスケルトンにする大規模リノベーションだったにも関わらず、近隣への配慮も徹底したおかげで周囲からのクレームはゼロ。それどころか、マンションの管理人さんも「現場を見せてくれ」と興味津々だったとか。こうして周囲のサポートと注目の中、お二人の思い切ったリノベーション計画はつつがなく進んでいきました。
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