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積水化学マルリノのグッドリノベーションストーリー。ご夫婦・セカンドライフ・2LDK。「夫婦の想いが交差する。正直リノベーション」のリノベーションストーリーをお届けします。

マンション1階ならではの
問題を抱え、
我慢の限界か、頑固の限界か。

中山夫妻がこのマンションに移り住んだのは、今から22年前のこと。ご結婚されてから2回の引っ越しを経て、住み慣れた街に中古マンションを購入されました。1階の角部屋は、集合住宅というよりも「戸建感覚」があり、立地も申し分なし。引っ越し当時まだ小学生だった二人のお子様と、ご家族4人、たくさんの思い出を育まれてきました。

「ただ住み心地は・・・正直、良くなかったんですよ」

そう振り返るのは奥様。「もともと断熱もされていなくて、それで1階でしょ、いちばん冷えるんですよね。それに、あまり手直しもせずに20年も住んでいたものだから、いろいろ傷んでしまって・・・。とくに湿気がひどくてカビだらけ。そのせいでニオイにも困っていたんです」と、積もった不満を数えだすとキリがありません。ずっとリフォームを希望していた奥様に対し、なかなかGOサインを出さなかったのはご主人でした。以前のお住まいに強い愛着を持たれていたご主人にとって、老朽化による暮らしにくさなんて、なんのその。

「家は、雨露しのげて寝られれば十分。昔なんてずっと、エアコンすら使ったことない暮らし。風呂だって石炭をくべて、木の桶で、ひざを抱えてしゃがんで入って、そういうのが家だと思っていましたから。前のマンションだって、私は100%満足していましたよ」

実はそれまでも、ご家族の間で引っ越しの話題は何度か出ていました。でも、ご主人はもちろんそれにもNO!「子供のことも考えないと。この場所がね、子供たちには染みついているからね。子供っていうのはね、やっぱり自分の生まれ育った場所があってほしいの、無条件に」。住み慣れた土地を離れるのは簡単なことではない。そういうご主人の意見には、思わず納得してしまいます。ですが・・・そうはいっても、やはり我慢できないのは奥様。

「主人は本当に全然やる気がなくて、このままでいいだろうってそればっかり! 嫌なことは全部私がやりましたからね、お掃除とか。でも、ちっともきれいにならない。建物自体が古くなっているし、結露も起こりやすいつくりなので、いくら掃除してもきれいにならなかったんですよ。私はもう、本当に引っ越したくて・・・」

湿気がひどい中古マンション

タイミングが、奥様の味方に。
流れを変えた
「リノベーション・セミナー」。

好感が持てる営業担当者

そんな折、たまたま1枚のチラシが奥様の目に留まりました。セキスイの「マルリノ」が開催する、リノベーションのセミナーのチラシです。引っ越せないならせめてリノベーションを、と思っていた奥様は、「これ、いいじゃない!」と興味津々。そしてその時ふと、その後の流れを変える妙案を思いついたのです。

「これ、主人に行かせてみようかしら?」

ご主人が言われるがままにセミナーに参加したのは、まったくタイミングが良かったからと言えるでしょう。ちょうどお仕事も順調に進み、経済的なゆとりも見えはじめたところでした。「だからまあ、行ってみようかという気になったんですね。でも、行ったらやっぱり、内容には説得力がありましたよ。セミナーでいろいろなリノベーションの事例を聞いて、それから隣の人同士で話をしてね」予想外に好感を持ったセミナー。さらにご主人が気に入ったのは、その後のセキスイの対応でした。

「セミナーが終わったあと、担当者さんがわざわざうちまで来てくれたのです。話しているうちにすっかり打ち解けてしまいましてね。私、実はかれこれ50年は営業の仕事をしているので、営業の質が良いかどうか、すぐにわかるのですよ。その点セキスイさんはね、押しつけとか強引さとか、一切なかった。適度にコンタクトを取ってくれて、妻からも不満は聞きませんでしたね」素人では分からない仕事をするのだから、やろうと思えばいくらでも手抜きをしたり、ごまかせたりできてしまう。だから多少リフォーム費が高くても、安心できるところに任せるべきだ。そうご主人は熱弁されます。

「信頼や安心感っていうのは、本当はお金には換えられない」

そうしてご主人が乗り気になるとともに、奥様のリノベーション欲もどんどん高まっていきました。ただ、最初からトントン拍子というわけではありません。ご家庭の事情で、せっかく始まったリノベーションのお話が、一度中断してしまったのです。それでも話が完全に消え去らなかったも、やはり、営業担当者の対応でした。「しばらく時間が空いちゃって、どうしようかとも悩んだのですけど、主人とやっぱりやろうかって話になったとき、ちょうどセキスイさんからお電話をいただいたのです。本当に、タイミングがよかったですね」

タイミングの神様に何度も味方された奥様。こうしてついに、念願のリノベーションが本格スタートしたのです。

家で好きなことをする楽しみと、
お客様をお招きできるよろこび。