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積水化学マルリノのグッドリノベーションストーリー。ご夫婦・セカンドライフ・2LDK。「夫婦の想いが交差する。正直リノベーション」のリノベーションストーリーをお届けします。

家で好きなことをする楽しみと、
お客様をお招きできるよろこび。

十分な光が入るようになったリビング

もともと90㎡、3LDKだったお住まいを、ゆったりとした2LDKにリノベーションした中山邸。壁をすべて取り払い、全体をスケルトン状態にしてから間取りごと変えてしまう、大規模なリノベーションになりました。今回のリノベーションで真っ先に解決したかったのは、何といっても結露問題です。

「カビと結露、それがいちばんのリノベーション課題でした。でも私、カビがどうできるかすら分からないような素人でしたから、いろいろと大変で。インターネットはあまり得意じゃないので、いろんな情報を集めても迷うばかり。実は、途中でちょっと面倒くさくなってしまって・・・」そんな奥様にとって、セキスイからのアドバイスは信頼のおけるものだったと言います。普通であれば、壁紙を取りかえて終わりにしそうなところを、根本から見直す提案をしてくれたのです。

「前の家は本当に空気がこもっていて、壁も真っ黒だったんです。でも表面を取り替えて終わりじゃなくて、換気口をたくさんつける提案をしてくださって。24時間換気ですね。セキスイさんがそういった提案をしてくれたから、表面的なリフォームじゃまた同じことになっちゃうってことが分かりました」とりわけ結露に困っていた場所は、リビングでした。以前の中山邸は、住まいのちょうど真ん中にリビングがあり、それを挟むように、窓側に居室がふたつ、玄関側に居室がひとつある間取り。居室を通じてしかリビングに光が入らず、日当たりも風通しもイマイチ。湿気がこもりやすく、結露が起こりやすい状態になっていました。そこで今回のリノベーションでは、窓側にある2部屋のうちひとつをなくし、リビングダイニングを大きく拡げました。これによりリビングに十分な光が入るようになりました。また、壁の内側には断熱材をしっかりと入れて、見えない部分も抜かりなく。それによる居心地の変化といったら、奥様がいちばん驚くことに。

「朝日がこんなに入る家だって、リノベーションして初めて知りました。ただただ暗い家だと思っていたのです。今はだいたいリビングで過ごしていますね。ここで何でもやっちゃいますよ。お化粧も、お勉強も。そうそう、英語の勉強をしているのですよ。朝からラジオを聞いて、お茶を飲みながら。もともと好きだったのですけど中断しちゃっていて、リノベーションを機に、ここらでひとつ再開しようかって思いまして」

「信じられないことに、一番困っていた玄関側の部屋の結露もまったく出なくなりました。去年までの寒さを思えば本当に快適になって。そういえば音も静かになりましたね、ここ1階だからもっとうるさかったのですけど、本当に居心地がよくなりました」

回遊型プランのキッチン

家にいる時間がすっかり長くなったという奥様は、笑いながらこう続けます。

「今はこの家に一人でも全然平気(笑)。もう、楽しくて!」

そんなお気に入りのリビングですが、実はLDKのキッチン部分が、ちょっと変わったつくりになっています。キッチンとダイニングの間に仕切り壁があり、その両サイドが通り抜けられるようになっています。キッチンの左右どちらからでもダイニングにアクセスすることができるのです。奥様が「回遊型プラン」と呼ぶこの間取りは、セキスイから提案されたものでした。実は、その仕切り壁がある部分には、構造上外せない柱があるのです。今回のリノベーションでは、その柱を上手く活かすか、壁にしてすべてふさいでしまうかが、大きな悩みどころでした。「あの間取りは、私たちでは考えつかなかった」と奥様が言う通り、左右を通り抜けられる回遊プランによりLDKの動線が増え、暮らしやすくなりました。

リビングではもうひとつ、窓側にひとつだけ残した居室にも工夫を凝らしています。この部屋は、スライド式の引き戸で仕切られた洋室。引き戸を全開にすればLDKと一体化させて使うこともでき、一気に、開放的な大リビングに早変わり!こうした思いがけない提案のひとつひとつが、ご夫妻の信頼を獲得する要素となっていきました。

そういえば、奥様がもうひとつ喜んだことがあります。それは、お客様を呼べるようになったこと。隣でご主人は「おかしいな。俺は前の家でも人を呼べたよ? これは家に対する男女の認識の違いだな」と苦笑しますが、女性にとっては大きな問題。たとえばお手洗いひとつとっても、以前の住まいは洗面脱衣所を通らないとトイレに行けない間取りでした。そうしたとき、お客様に生活感の詰まった洗面所を見られてしまう恥ずかしさはきっと誰にでもあるはずです。そこでリノベーションでは、洗面所とトイレを独立させ、洗面所を通らなくてもトイレに行ける間取りに変更。こうしたちょっとした工夫で、来客時のストレスは随分減るものです。

すでに独立されている息子様が、奥様を連れてリノベーション後のお住まいに帰省された際、「旅館みたい」と大変気に入られたそう。こうした何気ない一言も、きっと奥様の喜びに変わったことでしょう。

今まで気づかなかった、
「クオリティ・オブ・ライフ」を知る。