積水化学マルリノのグッドリノベーションストーリー。ご夫婦,お子様・子育てファミリー・3LDK+WIC。「ピアノが深めた家族の絆。ご実家リノベーション」のリノベーションストーリーをお届けします。

見えない部分も安心できる。
長く暮らすために欠かせない視点。

見えない内側にも配慮

心地よさのためのこだわりと言えば、見えない「内側」への配慮も大切なポイントです。依頼先をセキスイに決める前、他社の提案プランを見て「構造にムリがあるのでは」と心配したこともあったという高木様。実は、ご主人がお仕事の関係で設計図面に詳しく、細かいところまでチェックできたがゆえの懸念でした。間取りやしつらえについての要望はほとんど出さなかったご主人でしたが、内部には妥協しません。

特に気にかけたのは、断熱材。断熱材があると、万が一火災が起きた際に被害が広がるかもしれない。そうご主人に言われ、奥様も当初、断熱材は入れないでもいいかと考えていました。5,6回打ち合わせを重ねるなかでも、断熱材についてはずっと「要りません」。しかし最終決定をする段階の打ち合わせで、セキスイからご主人に、改めて断熱材を再プレゼン。使用する断熱材が、住環境にとても有効であることや、火による燃え広がりにくさなどの特長を丁寧に説明したところ、最後の最後でご主人も「いいんじゃない?」とご納得。結果的にその断熱材が、リノベーション後の住み心地に大きく関わることに。

「私はエアコンが苦手なのでいつも冷房設定を28度にしていますが、今年は全然不快じゃないですね。ガラスをペアガラスにしたり、西日が当たりにくいように壁を追加したりした効果もあると思いますが、暑さは全く感じません」

そう言えば、“見えない部分”に関連して、もう一つ高木様が気に入った点がありました。それは、「点検口をたくさんつけてくれたこと」。入居後に水漏れがあったときも、自分たちですぐに確認することができたそうです。

「その場限りできれいにするだけじゃなく、アフターフォローまで考えてくれている。今後10年、20年と生活が続く中で、何かあってもきっと安心できるなと感じています」

子どもの家での遊び方が
以前より活動的になった。

母親視点の配慮がされた子ども部屋

最後に注目したいのは、お子様たちがのびのび暮らせるための、母親視点の配慮の数々です。たとえばリビングに物を極力置かず広々させたのも、お子様の遊びやすさを思ってのこと。隣接する子ども部屋とは回遊型になっているので、「子どもたちは回遊魚みたいにぐるぐる走り回っています(笑)」とのこと。

その子ども部屋には扉や壁を設けず、お子様が幼いうちは引き戸で間仕切りする程度に。将来的には2つの部屋に独立させそれぞれ扉を設けられるような設計にしています。ユニークなのは、間仕切りと天井の間にスペースを設け、空間を完全に仕切らないようにしたこと。扉を閉めても光が通り、エアコン一台で快適に過ごせます。そして子ども部屋の壁一面は、落書きOKのブラックボードが。お絵かきが大好きなお子様は、一目見た瞬間「えーっ、描いていいの? うそー!」と大興奮! ボードの内側には磁石を忍ばせてあるので、マグネットをくっつけて遊んだり、紙に描いた絵を貼り付けたり。お子様たちの自由な発想が壁いっぱいに広がる、素敵な仕掛けができました。

さらにもうひとつ、お子様たちに配慮したのは対面式のキッチンです。以前に住んでいたマンションも対面式ではありましたが、カウンターが狭くて使い勝手はいま一つでした。スペースも狭かったので、お子様がキッチンに入ってくると「危ないしジャマだから出ていって!」。せっかくのお手伝いや食育の機会も、キッチンが不便だからという理由で逃していたのです。
ところが今は、カウンター越しに料理をする奥様の姿を見られるようになり、お子様二人も興味津々。「お母さん、こんなに細く切れるなんてすごいね」とほめてくれることもあるのだそう。

「やっぱり女の子なので、お菓子作りなども一緒にできたらいいなと思っていました。キッチンに子どもたちがいても安心できるのは、大きな変化ですね」

家事をする母親の姿を間近で見て、そのやり方を自然と身に付けていく。それは家庭学習のもっとも理想的な在り方。お子様たちが今よりさらに成長したら、きっと奥様顔負けのお料理を作ってくれる……かも?

親子3世代の絆を深めたのは、
眠っていたあのピアノ。

眠っていたご実家のピアノ

お子様がいきいき、のびのび暮らせる家。しかしそれは、お子様たちにとってうれしいだけではありませんでした。それを物語るのが、そう、眠っていたご実家のピアノです。

「ピアノはずっと実家にありましたが、私はあまり続かなくて……部屋の片隅に置かれたまま。ピアノの上にも物を載せてしまって、傷がついているような状態で。リノベーションする前から子どもたちにはピアノを習わせていましたが、そんな置き方なので弾きたがることはありませんでした。ところがリノベーションしてピアノを置く場所がきれいになると、自分たちから『ひきたい』って。積極的に練習するようになりました」

そんなお孫さんの姿に影響を受けたが、お母様。なんと、ピアノを習い始めたというのです。「手を動かすとボケ防止になると聞いて(笑)」とご本人は笑いますが、25年間ずっと誰も弾かなかったピアノを、いま、世代を超えてお母様とお孫様で楽しんでいる。そのことには、やはり大きな暮らしの変化を感じると言います。なにより、同居されているわけではないお母様が、娘様家族の家でピアノの練習をしている―――まさに、3世代の仲の良さを物語る光景です。

「朝から晩まで、ほぼほぼここに住んでいます(笑)。寝る場所が違うだけ」

そう語るお母様の言葉には、ご実家から次世代の新居へと生まれ変わった高木様邸の、居心地の良さがにじみ出ていました。