積水化学マルリノのグッドリノベーションストーリー。3人家族・子育てファミリー・2LDK。「女性3人でもすっきり。収納改善リノベーション」のリノベーションストーリーをお届けします。

女性が暮らす家には、
女性ならではの収納問題が。

収納と動線を配慮したキッチン

さて、それでは新田様の住まいは実際にどう生まれかわったのでしょう。故障したガスコンロはキッチンを交換すれば解決ですが、最大の難関はもうひとつの問題、「収納」です。リノベーションにあたってのご要望を伺うと、なるほど、『女性3人が暮らす家ならではの問題』がありました。

まず、パン作りがご趣味の新田様。パン教室に通われている新田様のご自宅には、パン焼き器や発酵器、それに箱単位で買っている材料がどっさり! 当然、一般的なマンションのキッチンでは置き場がなく、道具を和室にしまうなど不便を強いられていました。そこで、キッチン脇に大容量のパントリーを設けることに。レイアウトにも配慮して、キッチンカウンターからパントリー、電子レンジ、冷蔵庫をぐるりと半円を描くように配置。リノベーション後は、無駄な動きがなくなったと言います。

いかにも女性ならではと感じる問題は、洗面所のシャンプー問題。母と娘二人、それぞれの髪質に合わせて3種類のシャンプーとストックが常備されていたというから、収納に困るのも納得。でもきっと、女性が多いご家庭の方なら「うんうん、あるある!」と大きく頷けるのではないでしょうか。この問題は、洗面台の横に奥行きのある納戸を設置することで空間がすっきり。ちなみにそこには、「つい色々と試したくなっちゃう」柔軟剤もぎっしり。納戸の扉を開けると、遊びに来たお友達が「わぁ、すごい!」と驚かれる量だそうです。

そしてもう一つ、これもお嬢様のいらっしゃるお宅では共通の悩みであろう問題が、ひな人形です。二人のお嬢様それぞれにひな人形と市松人形がある新田邸では、その収納場所が欠かせません。リノベーション後の住まいでは、それらの人形たちは取り出しやすいようにLDKの畳コーナーのすぐ横にある廊下の収納スペースに大切にしまわれることになりました。ちなみにその収納には、寝具も一緒に。必要に応じて寝具を取り出し、すぐに畳の上でくつろげるようになっています。

リノベーション後の間取り

自分に合った収納を作れば、
その分空間を有効に使える。

暮らしに合った収納

自分たちの持ち物と暮らし方にとって、ベストな収納計画を考える。これは、新田様が新しい住まいに暮らし始めてもっとも感じた『リノベーションのメリット』だと言います。

「最初は新築マンションの購入も考えましたけど、結局新築って、どれだけ収納量があっても万能とは言えないんですよね。私が検討していた新築マンションの広さは90㎡で、ここはそれより狭い70㎡。でも収納計画が自分の持ち物に合っていないと、あとから棚やラックを買い足して、すぐに20㎡がごちゃごちゃと埋まってしまう。見た目も統一感がなくデコボコになってしまって……それだけは避けたかったですね。自分達にあった収納を作れば、広さは補えますから」

聞けば、ご友人が最近新築住宅を建てたものの、収納が足りず色々なところに収納棚を探しに行っているとか。新田邸に遊びに来ると、「これだけの収納があっていいね」とほめてくださるそうです。

「でもこの収納がみんなの暮らし方に合っているかと言うと、またそれは違うこと。リノベーションは、自分達が今どんなものを持っているか、今後何が必要か、そうしたことを考えながら収納を作っていくことができます。うちは子どもたちがいずれ家を出ると思うので、そうしたことにも配慮しながら収納計画を立てられます。私一人では知識が足りないけれど、マルリノさんからアドバイスしてもらえたことも良かったですね」

現在、お嬢様は大学受験を控えています。受験に向けた塾通いで、ほとんど自宅にいらっしゃらないそう。これから新生活が始まれば、これまでとは持ち物もがらりと変わることでしょう。そうしたライフスタイルの変化に合わせて収納を考えていくのも、リノベーション計画の大きな楽しみと言えます。

扉が一つあるか、ないか。
温度やストレスが全然違う。